2016年1月10日日曜日

ザガインで出家

年末年始をザガインの僧院で過ごしてきました。

以前マンダレーに住む友人が支援する僧院を紹介してもらい、そこで出家しました。

ザガイン管区にはザガインヒルという山があり、ここに1000以上のパゴダと500近い僧院があります。ミャンマー人がザガインに行くことは出家してくるというのと同じような意味で使います。





私が行った僧院はトーチョールーという名前でして、孤児院の役割も担っています。
成人前の小僧(コーウィン)が40人ほど、成人後の僧侶(ウーズィン)が15人程度、大僧侶(ポンヂー)1人という構成です。




友人からは英語ができるボランティアがいるから不明点があれば彼女に聞くといいと言っていたのに、行ってみるとちょうど帰省中で、誰も英語をすこしも話しません。

初日は僧院の案内や、近くを散歩したり、出家前なので晩御飯を振舞ってもらったりしているうちに暗くなり、寝床の準備をしてもらいました。


寝床は瞑想用の洞穴です。
ここに固い固い木のベッドを組み立てくれてその上にブランケット一枚被せて完了です。



奥に仏像があり、時折僧院内外の僧侶がやってきて、瞑想して帰っていきます。





自分はどこでも寝れる人間なんですが、瞑想用の洞穴の中で寝泊まりしたのはさすがに初めてで、妙な興奮からなかなか寝付けない夜でした。


僧院の朝は早いです。
朝の5時15分に鐘が鳴り起き始めます。
顔を洗い、托鉢の準備が始まります。


まだ出家前の自分は托鉢の列にはもちろん入れないので、少し離れたところから歩いて追いかける形で一緒に行かせてもらいました。


僧院から町までは徒歩30分くらい。
そこから1時間近く街中を歩きまわり、また30分かけて僧院に帰ってきます。
2時間歩き回るので帰ってきたころにはもうヘトヘトです。




托鉢で貰ってきたご飯を皆で分け合います。





ちなみに私はこの時点ではまだ出家していないので、別の場所で一人で食べます。僧侶と普通の人が同じ席でご飯を食べることはありません。

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