間が空いてしまいましたが、モンク生活の続きです。
僧院での生活は1週間弱だけでしたが、なかなか経験できない貴重な体験でした。
冬のザガインの朝晩がセーター着ないと凍えてしまうほど寒いこと。袈裟には冬用の着方が存在すること。
これが通常のスタイル。
朝5時から托鉢に回って、裸足で歩くので足がいてー、いてー、と言い過ぎて、一緒に托鉢に回っていた僧侶たちがみんな"いてー"という単語をマネするようになったこと。実は僧侶達もちょっと痛いけど我慢して言わないこと。
明らかに貧しそうな家の人でもスプーンひと匙分の米を寄付してくれたこと。
小坊主たちと縄跳びやサッカーで遊び尽くしたこと。
この坊主達遊んでばっかりで全然仏教の勉強してないことが分かったこと。
泊めてもらっていた僧院の周りにある無数のパゴダに嫌になるほど連れ回してくれたこと。オススメの瞑想スポットで一緒に瞑想してきたこと。
みんなでご飯を並んで食べたこと。
朝ご飯が朝8時で、昼ご飯が11時。全然お腹空かないこと。
でも無理してでも食べないと夜にめちゃくちゃお腹空くこと。
クソ寒いなか井戸水で行水するしかなかったこと。
日本のNGOのジャパンハート様が建てた病院にお邪魔したこと。そこで、日本人の僧侶(私)と日本に住んでた
ミャンマー人僧侶が日本人が経営するミャンマーの病院で出会い、カオスな状況になったこと。
夜18時からのお経の時間に座り方がなってないと叱られたこと。全く分からなかったパーリー語のお経の意味や発音を教えてもらったこと。
夜にお腹が空いたと話していたら、仲良くなった僧侶一人が毎晩台所からトマトを持ってきてくれたこと。
トマトはフルーツ扱いだから昼以降に食べてもいいということ。
そう言う割にはコソコソしながら持ってきて自分よりたくさん食べて帰って行ったこと。
毎晩若い僧侶たちと夜に瞑想スペースのブッダ像の前でトランプで遊んだこと。
ヘッドモンクに見つかりそうになってめちゃくちゃ焦ったこと。
若僧侶たちにくだらない日本語を教えてめちゃくちゃ感謝されたこと。
その日本語を使ってみたいということで出かけた外国人向けの観光地で話しかけた相手が韓国人だったこと。待てども待てども日本人が現れなかったこと。
人生初めて外国人に"一緒に写真撮ってください"と頼まれてちょっとはにかんだこと。
特別な存在で近寄り難かった僧侶達が普通の人間と言ってはいけないけれど、正直なところ普通の人間、子供たちなんだなと分かったこと。
全てのことがこのクレイジーなモンク達に感謝です。
次来たときにまだ彼らがいるかどうかは分からない一期一会だけど、絶対にまた来よう。