ティンジャン祭も終わって、日常に帰ってきたヤンゴンです。この時期私はロイコーという小さな街のティンジャン祭に行ってきました。
◆水かけ
噂通りティンジャンの間は、ずぶ濡れになることなく外出するのは無理でした。この時期は防水パック必須です。
街のメイン通りから小さな脇道まで家の前に水をかける準備をした若者たちがたむろしていて人が通るのを今か今かと待ちわびいます。いざ一回水を掛けられてしまえば楽しくなってきますよ。
お揃いの格好をした暴走族のような若者チームがいくつもあって、競うように騒ぎあいます。
家の前でバケツや水鉄砲で水掛けをするのとは別に、ミャンマー語でマンダというステージがこの時期だけ設置されます。
ここにはホースがぶら下がっていて、上から水をかけることができます。このステージの前を若者を積んだ軽トラが水を浴びるために通っていきます。
私もマンダの上から水掛けやってみましたが、、、15分くらいで飽きました。ミャンマー人は朝から晩まで4日間通して水遊びを楽しみます。。飽きもせずによくやります。。
他には、歌手やダンサーがいて生演奏で盛り上がっている大きなマンダがあったり、子供からお年寄りまで誰でも乱入できるカラオケ会場になっている小さなマンダもあったりします。
この水掛けに使う大量の水はどこからやってくるかというと、ステージ裏の池からポンプで汲み上げています。
普段ゴミがポイポイ投げ捨てられている池なのでキレイなはずはありません。中耳炎や結膜炎になる人も毎年いるようです。
◆ティンジャンの伝統の食事
日本でいうお節料理のような、ティンジャンの時期に食べるお菓子があります。
1つはモンロンィエポーという名前で、直訳したら水に浮いた丸いお菓子という意味です。
米粉の生地で椰子砂糖を包んで球体にしたものを茹でて、始めは沈んでるんですが茹で上がったら浮いてきます。これを回収してココナッツの実を振りかけたお菓子です。
イタズラで砂糖の代わりに唐辛子を入れたりします。ラッキードロー大好きなミャンマー人っぽい。
味は中に砂糖の塊が入った餅という感じですが、あまり美味しくはなかったかな。。
2つめがシュエインエイというお菓子で、金の胸を冷やすという意味です。何のことかよく分からないですけど、ここに含まれてるタピオカやゼリー、ココナッツミルクが体を冷やす効果があるみたいです。
ココナッツミルクにパンが入っていて驚きましたが、パンがふやけてそこから出てきた塩気とミルクの甘みが絶妙なハーモニーを奏でます。
以上、田舎町ロイコーのティンジャンの様子でした。