2016年2月12日金曜日

ミャンマーの今風結婚式

ミャンマーの結婚式に初めて参加しました。

我が家の一階に小さな雑貨屋があり、夜になると店の前におじさん達が座って小さな宴会が始まることがたまにあります。
その飲み会に混じって飲んでいたときにとあるおっちゃんに近々娘の結婚式があるということで招待してもらいました。


招待状です。結構豪華凝った作りです。金色大好きミャンマー人て感じですかね。

場所はセントラルホテルというまずまずの高級ホテル、時間は夜の18時開始で19時半までと書いています。

誘ってもらった翌日から何を着て行けばいいのか、ご祝儀のようなシステムはあるのか聞き込み開始です。

服装はミャンマーシャツにシルクのロンジーが無難だけど、スーツでもOK。
ご祝儀はお金でもモノのプレゼントでもOK。
新婚生活で使うような食器や、日用品やら、写真立てやらわりとなんでもOKだけど、新郎新婦のこと知らなければお金がいいんじゃないとのアドバイスを貰ってお金にしました。
祝儀袋みたいなものはないので、綺麗な封筒に入れました。
お金も新札じゃなくていいようです。
金額は親しくなければ1万チャット、親しければ5万チャットくらいが相場のようです。
私は新郎新婦を全く知らないので3万チャット包みました。ミャンマーチャットはだいたい10で割ったら円になるので3,000円です。

当日の18時前に結婚式場につきました。
日本と同じように受付があって、名前を言ってプレゼントを渡します。
お返し(日本で言う引き出物?)として、キーホルダーとノートをもらいました。




会場には人はまばらでまだほとんど集まってません。
一緒に行く約束をしていた家の下の雑貨屋のおばちゃんもまだ来てません。

18時半頃に招待客がわらわらと来始めて、雑貨屋のおばちゃんとも合流しました。
招待してくれた新婦のお父さんと雑貨屋のおばちゃん。


前方に新郎新婦の席があって、円卓がズラリと並んでるのは日本と同じようなレイアウトです。
新郎新婦が座る高砂の真正面は親族の席でしたが、そこ以外は自由席でどこに座ってもいいみたいです。
たぶん100人近く来てたと思います。




19時になってようやく、新郎新婦が入場しました。ウエディングドレスにタキシードで若者スタイルです。
入場時の音楽も世界中で定番のチャンチャーチャチャーンっていう曲(曲名分かりませんf^_^;))



親族全員で大行進ってのが違うくらいで、日本の結婚式とそんなに違わないです。
大きく違うなと思ったポイントは、お客さんたちが新郎新婦をあまり見てない。。。
誰も写真を撮らない。
そのぶんカメラマンが付きっ切りで新郎新婦の写真撮ってます。照明きつすぎ!

キレイにしてきた自分達の自撮りは至るところでしてますが、新郎新婦の写真は興味ないみたいです笑

ここから高速で式が進んでいきます。新郎新婦の紹介、指輪交換、親からのプレゼントやら、ケーキカットが進行されていきました。あまりにもサクサクすぎて、もう付いていけません。




ケーキカットの場面も数人しか前まで見にいかないです!

もちろん式の最中に食事も出ます。
ダンパウ(ドライカレーみたいなご飯)、スープ、アイスクリーム
お酒類はもちろんなしです。




式はサクサク進み、時間通りの30分で終わりました。

最後は新郎新婦が出口でお見送り。



時間もアッサリ、客もアッサリ。
とてもアッサリした結婚式でした!

2016年2月4日木曜日

インターンシップ開始

1月の上旬からインターンシップが始まり早くも3週間経過しました。

インターンシップ先の会社は、ミャンマーのローカルな課題と世界の技術を結びつけて解決していくことを目指したベンチャーの社会企業です。そのための一手段としてファブリケーションラボラトリー(ファブラボ)を初めてミャンマーに作ろうとしています。


ファブラボの説明をしておきますと、

 「ほぼあらゆるもの("almost anything")」をつくることを目標とした、3Dプリンタやカッティングマシンなど多様な工作機械を備えたワークショップ。世界中に存在し、市民が自由に利用できる事が特徴。「ほぼあらゆるもの」の中には、大量生産・規模の経済といった市場原理に制約され、いままでつくり出されなかったものが含まれる。ファブラボは、個人が、自らの必要性や欲求に応じて、そうした「もの」を自分(たち)自身で作り出せるようになるような社会をビジョンとして掲げており、それを「ものづくり革命 (Industrial (Re)volution:第2次産業革命)」とも呼んでいる。「ファブ」には、「Fabrication」(ものづくり)と「Fabulous」(楽しい・愉快な)の2つの単語がかけられている。
出典: wikipedia



インターンシップ先の方に、昨年末に初めてお会いしたときはもう1人のco-founderがいましたが、転職してしまったようで、founder一人で活動しています。なので、私は二人目ということになります。



この会社をインターンシップ先に決めた理由は、色々ありますが、大きく以下の点です。

・自分と正反対の社会起業家という人たちが何を考えているのか知りたかったこと。

・ミャンマー市場向けの商品を作りたいと考えてこの国に来ましたが、ミャンマーの課題はミャンマー人が一番よく分かっている。彼らにモノづくりの場所と機会を提供したいと思ったこと。

・ファブラボという空間がそれらの機会、場所になり得ると思ったこと。
(他の新興国にあるファブラボではすでにローカルの課題をローカルの人達自身で解決するプロセスができてきています。)



いざ始まってみると、まだまだ設備もなければ、場所もないし、お金もまだなく、本当にスタートを切ったところなんだということを知ったところですが、
企業が少しずつ形になっていく様を体現できるチャンスだと思って前向きに、そして初心を忘れることなくコツコツ今できる目の前のことを進めていきます。